アカネ |
学名 | Rubia argyi |
別名 | ||
茜 | 分類 | アカネ科アカネ属 (多年草) |
根が赤色の染料になることから赤い根の意。 | 原産・分布 | 本州、四国、九州 |
神奈川県 | 全域に分布する。林縁、草地、薮に生える。 | |
花の時期 | 8月〜10月 |
つる性の茎はよく分岐しヤブ状に繁る。
路傍や石垣などに普通に見ることができる。
上野原市秋山 140829
茎には4稜があり、下向きの刺が密生する。この刺を他のものに引っかけ立ち上がる。
上野原市秋山 140520
葉は4枚が輪生する。葉はハート型で先端が細く尖る。
4個の葉のうち2個は托要が大きくなったもの。
上野原市秋山 120526
茎の先の葉腋から集散状の花序を出して、緑白色の小さな花を咲かせる。
花弁は深く5裂し、雄しべが5個、雌しべは花柱が2個ある。
花言葉「私を思って、媚び、誹謗、傷」
上野原市秋山 140829
果実は5〜7mmの液果で、通常2個並んで黒く熟す。
上野原市秋山 141027
根は太いヒゲ状で黄赤色をしている。乾燥すると赤紫色になる。
この根を煮出した汁にはアリザリンとプルプリンという赤色の染料が含まれる。
この汁を使った草木染めが奈良時代以前から行われており、茜染と呼ばれた。
茜染でできる色を「茜色」、明るい茜色を「緋色」と呼んだ。
★薬効★通経、止血、利尿、強壮
生薬名は「茜草(せんそう)」または「茜根(せいこん)」。
秋〜冬に根を掘り上げ水洗いし乾したもの。
上野原市秋山 140527