晩秋の雲取山

 

2000年11月12日

 

紅葉見たさ、山見たさから日帰りで雲取山に登る。ルートは日原川の最深部から、目の前の雲取山にひたすら登って、降りるルートにする。予定時間は往復で7時間、あまり忙しくはしたくない。

 

4:00 自宅 〜 7:00 日原林道

日原林道に来て予定が狂う。今までは唐松沢出会いの奥まで車で入れたのが、かなり手前の八丁橋で車止めのゲートが閉じていた。これは往復で2時間以上の誤差だ。食事の時間を入れて所要時間が10時間として17時に戻ることになる。あまりのんびりできない。ゲート前に車を停め、登り始める。

7:00 八丁橋 〜8:30 唐松沢吊り橋 〜9:10 富田新道分岐

日原林道の紅葉が朝日に美しかった。紅葉の色に見入ってしまうと足が止まってしまう。

日原林道の紅葉

唐松沢吊り橋から本流富田新道の紅葉

 

9:10 富田新道分岐 〜 12:00 小雲取山 〜 12:30 雲取山山頂

急な登りが緩やかになり、稜線に出たようだ。小雲取山はどこが山頂か分からなかった。稜線には西から湿った風が当たり、雲取山頂付近は白い霧氷が美しかった。

雲取山頂(避難小屋)

 

12:30 山頂避難小屋(昼食) 〜13:10

山頂は寒かった。無人のきれいな避難小屋があり、寒さから逃れようと小屋で昼食をとることにする。小屋の中の寒暖計をみると摂氏4度。一人で食事をしているところに3人連れが入ってきた。小屋の中も寒く、食事後も体が冷えてくるのですぐに片付けてスタートする。

13:10 山頂 〜 13:30 雲取山荘 〜 14:00 大ダワ 〜 16:20 長沢谷

大ダワ林道に入ると紅葉の百花繚乱だった。中でもメグスリノキは他にはない美しさだった。その色が不思議な色で、赤でも黄色でもなくあえて言えば薄紫か。下を見て歩いていても、メグスリノキが近づくと独特の色の落葉がそのありかを教えた。登山中は何の木か分からなかった。

七色の紅葉

 

 

メグスリノキの大木

 

16:30 長沢谷 〜 17:30 八丁橋

渓の底はすでに薄暮れていた。林道に上がると砂利道を急いで車まで戻った。

 

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