ヤマウコギ

学名 Acanthopanax spinosus
別名 オニウコギ、ウコギ
山五加 分類 ウコギ科ウコギ属  (落葉低木)
山に生えるウコギの意。ウコギは、漢名「五加」の発音ウコに、木が結びついた名。ただしヤマウコギは中国には無い。 原産・分布 北海道、本州
神奈川県 ブナ帯上部を除き、全域に分布する。雑木林内に生育する。
用途 特になし
幹は灰褐色で、樹皮は縦にひび割れる。鋭い棘がある。

横浜市
港北区
070611
ヤマウコギ幹
葉は互生し、5出の掌状複葉。葉柄は長い。中央の小葉が一番大きい。小葉は狭倒卵形で、先は鈍〜鋭頭、基部は狭いくさび形で無柄になる。縁は低い鋸歯がある。

横浜市
港北区
070611
ヤマウコギ葉
頂芽は円錐形または半球形で、芽燐は3〜4枚。葉痕はU字形になる。
一年枝は緑褐色〜灰褐色で皮目が目立つ。葉痕の下には鋭い棘がある。一般に棘の基部が下に長く伸びる(下写真)。
冬芽

横浜市
港北区
070304
ヤマウコギ冬芽
ウコギ科の新芽なので、山菜として食べられる。 新芽

横浜市
港北区
080321
ヤマウコギ新芽
ウコギハグキツトフシ。
キジラミの一種により葉柄に作られる虫コブ。密閉形のこぶ状で、9月〜10月に幼虫が羽化するときに、中央部が縦に裂開する。
成虫で越冬し、翌年3月に枝の皮の割れ目などに産卵する。
虫コブ

横浜市
港北区
070611
ヤマウコギ虫コブ

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