ウリノキ |
学名 | Alangium platanifolium var. trilobum |
別名 | ||
瓜の木 | 分類 | ウリノキ科ウリノキ属 (落葉低木) |
大きな葉が、瓜の葉に似ていることから。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、満州、中国中部 |
神奈川県 | 丹沢、箱根、小仏の山間部谷筋の樹林内に多い。 | |
用途 | (特になし) | |
谷筋を走る林道沿いに、よく見つかる。枝を大きく横に張り出し、大きな、特徴的な葉を広げるので、分かりやすい。 花はまるで、風鈴あるいは提灯のような、白い小さな花が、濃い緑の葉の下にパラパラとつり下がっている。 |
樹 丹沢 水の木 050619 |
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樹高は2〜3mで、大きな樹にはならない。樹皮は灰色で、皮目が多い。若枝は緑色で短毛がある。 | 幹 丹沢 水の木 040717 |
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春先に枝先から、新葉と花序を出している。すでに成葉と同じ形をした葉が、枝の先から、束生しているように見え、ウリノキとは異なる印象だった。 | 新葉 丹沢 日陰沢 070505 |
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葉は単葉で互生する。葉身は四〜五角状円形、基部から5〜7本の掌状脈が出る。葉は3〜5浅裂し、各裂片は全縁で、先端が尾状に尖る。 質薄く、表面はまばらに毛があり、裏面はやや密に毛がある。 |
葉 丹沢 日陰沢 070520 |
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花は6月に、葉腋の集散花序に数個の白い花が咲く。花の形は、写真のように特徴的で、個人的には大好きな花である。 蕾の時は、細長い円柱形で、開くと6〜8本の花弁が、外側にくるくると巻き上がる。雄しべは6〜8本、雌しべは雄しべより少し長く突き出る。 花言葉 不明 |
花 丹沢 水の木 050619 |
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果実は楕円形の核果。熟すと藍色になる。 | 実 丹沢 日陰沢 070816 |
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冬芽は先が丸く、灰褐色の毛が密生する。 葉痕は、葉柄内芽の特徴である、U字〜O字型をしている。 |
冬芽 丹沢 水の木 060319 |