テイカカズラ

学名 Trachelospermum asiaticum
別名 マサキノカズラ
定家葛 分類 キョウチクトウ科テイカカズラ属 (常緑つる性)
鎌倉時代の歌人、藤原定家の墓に生えたと言う伝説がある?。 原産・分布 本州、四国、九州、朝鮮
神奈川県 県内全域に分布。
用途 庭木
山野の林内に普通に生える。江戸時代から栽培され、園芸品種も多い。 葉花

東京都
小金井
(植栽)
030504
茎は長く伸び、付着根を出して他物に這い登り、太い径は7〜8cmにもなる。

大磯町
高麗山
070406
葉は対生し、葉身は楕円形または狭楕円形で革質、表は光沢がある。縁は全縁。
幼木で、未だ地面を這っているときの葉は、葉脈上の色が薄く、斑紋状になっている。

幼木の葉


横浜市
港北区
(植栽)
060703
5〜6月に枝先や葉腋にまばらな集散花序を出し、芳香のある花を付ける。花は初めは白色で、後に淡黄色になる。花冠は5裂し、裂片はスクリュー状にねじれて平開する。

横浜市
港北区
(植栽)
020531
果実は長さが15〜25cmの細長い袋果。一見豆のようにも見えるが、中から出てくる種子は下の写真のようにタンポポの種子のような白い冠毛がある。種子は冠毛を先にして、鞘の中に並んで入っている。

鞘からはみ出す冠毛
実(鞘)

東京都
三宅島
110121
種子の長さは12〜14mmで細長く、先に25mmほどの冠毛があり、風に飛ばされる。
キョウチクトウの仲間の多くはこの冠毛を持つ。
種子

東京都
三宅島
110121
常緑樹でも、古い葉が落ちるときに紅葉する。 紅葉

大磯町
高麗山
070503

樹木の写真Top