タムシバ

学名 Mabnolia salicifolia
別名 カムシバ、サトウシバ、ニオイコブシ
(漢字無し) 分類 モクレン科モクレン属 (落葉小高木)
葉をかむと甘くて佳香があるのでカムシバとなり、それがなまってタムシバとなったらしい。 原産・分布 本州(日本海側)、四国、九州
神奈川県 自生は無い。
用途 特になし
日本海側の山地に、多く生える。樹高は3〜9mになる。
樹皮は灰色〜灰褐色で、皮目が多く縦に並ぶ。


新潟県
朝日村
三面川
070525
タムシバ幹
若い葉は、赤味が強い。 新葉

新潟県
朝日村
三面川
070525
タムシバ新葉
葉は互生し、葉身は広披針形または卵状長楕円形で、コブシと比べると細長い。表面は緑色だが、裏面は粉白緑色になる。縁は全縁。
タムシバの枝や葉には、芳香がある。


秋田県
鳥海山
070828
タムシバ葉
花は早春に、葉に先駆けて開く。


新潟県
朝日村
三面川
070525
タムシバ花
果実は、袋果が複数集まった集合果になる。モクレンの仲間に共通の特徴を持つ。9月に熟すと、中から赤い種子が出てきて、糸にぶらさがる。 若実

秋田県
鳥海山
070828
タムシバ若実
1年枝は黄緑色〜緑褐色で、枝を一周する輪(托葉痕)がある。枝を折ると良い香りがする。葉芽は無毛で、こん棒のような形になる。
花芽はやや大きく、毛がある。
冬芽(葉芽)

長野県
黒姫
070429
タムシバ冬芽

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