モミジバスズカケノキ |
学名 | Platanus acerifolia | |
別名 | スズカケノキ、プラタナス | ||
紅葉葉鈴懸の木 | 分類 | スズカケノキ科スズカケノキ属 (落葉高木) | |
垂れ下がる集合果を、山伏が身につける鈴懸に例えたもの。葉が、カエデの仲間に、もっとも似ている。 | 原産・分布 | 1700年頃に作られた雑種。(明治中期?に渡来) | |
神奈川県 | 自生は無い。 | ||
用途 | 公園・街路樹 | ||
中近東原産のスズカケノキと、北米原産のアメリカスズカケノキの雑種とされる。日本では、街路樹などとして、もっとも多く植えられている。 | 梢 横浜市 岸根公園 040411 |
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樹皮は、淡灰褐色あるいは灰緑色で、大きく不規則に剥がれ、その跡が淡緑灰色の、鹿の子まだら模様になる。 | 幹 横浜市 鶴見区 0112 |
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葉は互生し、葉身は掌状裂で幅広。縁には不揃いな大鋸歯がある。母種のスズカケノキは深裂し、アメリカスズカケノキは浅裂する。 新しい枝の葉には托葉がよく発育し、枝を取り巻いて鞘状になる。 |
葉 品川区 林試の森 070801 |
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雌雄同株、雌雄異花。 5月に、枝先に長い柄について、球状花序が1〜2個ぶら下がる。雌しべ先が赤褐色。 母種のスズカケノキは、一つの柄に3〜6個、アメリカスズカケノキは1個の球状花序がぶら下がる。 |
雌花 墨田区 錦糸町 060425 |
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雄の球状花序は、雌花より枝の元のほうの短枝に付く。葯の先が有毛のため、全体が毛玉に見える。 | 雄花 墨田区 錦糸町 060425 |
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集合果は直径4cmほど。多数の堅果が集まって球状になっている。和名の通り鈴懸を連想させるが、固く尖った堅果の端があたると痛い。 | 果実 横浜市 神奈川区 100118 |
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車に轢かれたりすると崩れてしまうが、手でほぐすのは力がいる。個々の堅果は12mm程の倒円錐形で、芯の側に褐色の長毛が密生する。風で軽く飛ぶ。 | 種子 横浜市 神奈川区 100118 |
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1年枝はやや太いが、冬芽は小さい。冬芽の芽燐は1枚で褐色。葉柄内芽のため、葉痕がU字あるいはO字となり、冬芽を取り囲む。 葉柄内芽→ |
冬芽 墨田区 錦糸町 070128 |