スイカズラ |
学名 | Lonicera japonica |
別名 | キンギンカ(金銀花)、スイバナ、ニンドウ(忍冬) 忍冬(中) |
|
吸葛 | 分類 | スイカズラ科スイカズラ属 (半落葉つる性) |
花の下部から蜜を出すので、花筒を吸うと甘い味がする。別名のスイバナは同じ意味、キンギンカは、花の色が白から、後に黄色に変わるための名。ニンドウは漢名の読み。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
神奈川県 | 高標高部を除き、全域に分布する。 | |
用途 | 庭木 | |
山野や道端によく生える。茎は、左巻きに物にからみついて、長くのびる。樹皮は帯灰赤褐色で、細くて丈夫。 | 樹 横浜市 鶴見区 花木園 020508 |
|
葉は対生し、葉身は楕円形または長楕円形で、両面に毛が散生する。葉柄は短く、縁は全縁。 枝先の葉腋から短枝を出し、2枚の小さな葉と、2個の蕾を付ける。 ★薬効★解毒、消炎、利尿、殺菌(腸炎、梅毒、細菌性下痢、外傷の化膿など)、関節の疼痛。乾燥させたものが生薬名(忍冬) |
葉 横浜市 港北区 篠原園地 060522 |
|
花は、下部は長い筒状、先は上に浅く四裂、下に一片の唇形に五裂する。雄しべは5本。咲き始めは白いが、後に黄色になる。花全体に芳香がある。 花言葉 「愛の絆、献身的な愛、友愛」など。 ★薬効★開花直前の蕾を乾燥させたものが生薬名(金銀花) |
花 横浜市 港北区 060522 |
|
実は液果で、直径5〜6mm。2個づつ並び、秋に黒く熟す。先に萼片をわずかに残す。 | 実 横浜市 港北区 071107 |
|
液果の中に、種子は数個。2〜3mmと小さく鋭端、偏平の楕円形。 | 種子 横浜市 港北区 071128 |
|
スイカズラは、つるの先の方の葉が、冬も残る。従って、半落葉樹に分類されている。残った葉は、裏面を内側に巻いた状態になり、寒さに耐えているように見える。中国名「忍冬」の由来。 | 冬葉 横浜市 港北区 061223 |
|
若い木の春先の葉は、写真のように裂状(あるいは荒い鋸歯状)の葉になる。 同様に若い個体の葉は鋸歯葉でも、成熟すると全縁になる例は多い。→「樹も、年をとると丸くなる」 |
若い葉 千葉市 若葉区 小倉の森 170424 |