シラキ |
学名 | Sapium japonicum |
別名 | ||
白木 | 分類 | トウダイグサ科シラキ属 (落葉小高木) |
材が白いことからの名。 | 原産・分布 | 本州、四国、九州、沖縄。朝鮮、中国。 |
神奈川県 | 丹沢、箱根、小仏山地、三浦半島など、丘陵〜山地の斜面や谷筋に多く見られる。 | |
用途 | 庭木、器具材、細工物 | |
通常幹は1本立ちするが、大きく株立ちしている樹があった。 樹高は6〜8m。樹皮や紅葉のきれいさから最近は庭木としても人気があるようだ。 |
株立ち 上野原市 秋山 111212 |
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樹皮は灰白色でなめらか。 | 幹 丹沢 塩水沢 040802 |
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葉は互生し、葉身は楕円形〜広卵形。表面は無毛で少し光沢がある。縁は全縁だが、大きな波状となる。若い葉柄は紫色を帯び、上端には1〜2対の腺点がある。 托葉は1cmほどだが夏には落ちてしまう。 一つの枝につく葉の大きさがまちまちで、これも特徴といえる。 |
葉 丹沢 神の川 060730 |
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雌雄同株、雌雄異花。 5〜6月。今年の枝の先に、総状花序を付ける。花弁が無いので蕾にも見える。花序の基部に1〜3個の雌花、先の方に多数の雄花を付ける。 花の形は、仲間のナンキンハゼにも似ている。 花言葉 不明 |
花 丹沢 神の川 070603 |
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刮ハは三角状球形で、花柱が先に残る。10〜11月に黒紫色に熟し、3つに裂け種子を出す。 | 若い実 丹沢 塩水沢 040802 |
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種子は扁平は球形で1cm弱。表面に斑紋がある。。 | 種子 上野原市 秋山 171203 |
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秋には紅〜サーモンピンクに紅葉する。紅葉の綺麗なナンキンハゼの仲間で、綺麗に紅葉する。 | 紅葉 丹沢 鍋割山 041106 |
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長枝の冬芽。先が細くなった三角形で芽鱗は2枚、無毛。 | 冬芽 上野原市 秋山 151104 |
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葉痕は半円形、維管束痕が3つ。頂芽の帽子を頭にのせた妖精に見える。葉の大きさがまちまちなので葉痕の大きさもいろいろあるようだ。 | 葉痕 丹沢 塩水沢 040802 |
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秋の紅葉もきれいだが春の芽吹きも美しい。というか、何とも可愛らしい新芽を展開する。小さな赤い葉が垂れ下がりながら芽吹いてくる。 | 新芽 上野原市秋山 130505 |
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芽にできる虫こぶ。中には大きめな幼虫が1匹。 | 虫こぶ 丹沢 神の川 070520 |
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落とし文の制作途中なのだろうか。 | 葉虫 丹沢 塩水沢 040802 |