サワフタギ |
学名 | Symplocos chinensis |
別名 | ルリミノウシコロシ、ニシゴリ、アオダマ(方) | |
沢蓋木 | 分類 | ハイノキ科ハイノキ属 (落葉低木) |
よく枝分かれし、沢を塞ぐように繁ることから。別名のルリミノ〜は、材が固いことからの名で、実が瑠璃色(赤味の青、群青とも)をしているから。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
神奈川県 | 小仏山地〜相模原台地〜多摩丘陵、箱根にある。 | |
用途 | 器具材、細工物 | |
山野に生える。湿性地を好み、乾性地には少ないと言われる。しかし、丹沢でも三国峠でも、尾根筋でもよく見かける。 樹高は3mほどの低木だが、枝が横に伸び下垂し、名前のように空間を塞ぐように茂る。 |
樹 千葉市 小倉の森 171007 |
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樹皮は灰褐色で細かくひび割れ剥がれる。 材を焼いた灰は、錦織染めの染色における媒染剤とされた。別名のニシゴリは「錦織」から。また科名のハイノキ科は「灰の木」の意味。 |
幹 千葉市 小倉の森 130429 |
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葉は互生し、葉身は紙質で倒卵形または楕円形、縁には低く細かい鋸歯がある。葉の先端は短鋭尖頭で内側に向く。基部は広いくさび形。 葉脈が裏面に凸出する。裏面脈上に毛がある。 |
葉 群馬県 三国峠 090606 |
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5〜6月に、本年枝の先に、円錐花序を付け、白い花を密につける。花冠は5つに深く裂け、雄しべは多数で、花冠より長い。雌しべは1つ。 送粉 虫媒 花言葉「緊張感」 ちょっとよく分からない組み合わせだ。 |
花 立川市 玉川上水 030504 |
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果実はゆがんだ卵形の核果で、秋になると青色から藍色に熟し、美しい。 | 実 群馬県 三国峠 051002 |
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種子も果実と同形で卵形。 かつてこの核を絞って食用油を採ったとされる。 |
種子(核) 千葉市 小倉の森 170921 |
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若い枝は灰白色〜灰褐色でジグザグに曲がり、毛が多くざらざらする。 冬芽は1〜2mmと小さな円錐形で先端は尖る。葉痕はやや出て周りの色が濃い。 |
冬芽 群馬県 三国峠 091108 |