サラサドウダン | 学名 | Enkianthus campanulatus |
別名 | フウリンツツジ | |
更紗灯台 | 分類 | ツツジ科ドウダンツツジ属 (落葉低木) |
花の、紅白の縞模様がサラサのようなので。 | 原産・分布 | 北海道(南部)、本州(近畿地方以東)、四国 |
神奈川県 | 丹沢・箱根のブナ帯に分布。樹林内の岩角地に生える。 | |
用途 | 庭木 | |
深山に生え、4〜5mになる。よく分枝し、葉を枝先に、輪生状に付ける。枝は灰色で滑らか。 | 樹 群馬県 みなかみ町小出俣山 050605 |
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樹皮や枝は灰色で滑らか。 | 幹 群馬県 みなかみ町小出俣山 050605 |
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葉は互生だが、枝の先に集まり輪生状になる。葉身は倒卵形または広楕円形。先は鈍頭であるが、微突端、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯がある。 | 葉 丹沢 犬越峠 070520 |
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6〜7月に、枝先に鐘型の花を、総状に多数つり下げる。花の色は淡黄色で、紅色の筋が多数入る。色の濃さは地域により個体差があるようだ。 花言葉「喜びあふれ、明るい未来」 |
花 群馬県 みなかみ町小出俣山 050605 |
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花は下垂するが、受粉すると上下反転し、果実は上向きの楕円形の刮ハとなる。熟すと裂開し、種子を出す。 | 葉・実 丹沢 丹沢山050917 |
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枝の先に刮ハの柄が残る。果実が上を向くことがよく分かる。 | 果殻 丹沢 長尾尾根 060223 |
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仲間のドウダンツツジは秋に美しく紅葉し目立つが、本種の紅葉はそれほどでもないか・・。 | 紅葉 丹沢 大室山 051126 |
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冬芽は卵形で先端が尖る。芽鱗は一番外側の2〜4枚が全体を覆っている。 短枝の枝先には輪生した葉痕が多く残る。長枝(写真)には2本の綾がある。 |
冬芽 丹沢 長尾尾根 060223 |
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短枝に花が咲くターミナルブランチングの形状になるため、春の芽吹きはリズミカルに並ぶ。 | 芽吹き 上野原市 秋山 200408 |