ロウバイ

学名 Chimonanthus praecox
別名 ナンキンウメ
Winter Sweet(英)
蝋梅 分類 ロウバイ科ロウバイ属 (落葉低木) 有毒植物
花弁が半透明の蝋質で、梅に似た花が咲くための名。 原産・分布 中国原産(江戸初期に渡来)
神奈川県 庭木、公園樹として植えられている。
用途 庭木、花材、漢方薬
高さ2〜4mで、幹はよく株立ちする。樹皮は淡灰黒色で、横に長い皮目がある。

東京都
新宿御苑
020502
ロウバイ株
葉は対生、長楕円あるいは卵状長楕形、鋭尖頭、基部はくさび形。縁は全縁、質はやや薄く、ざらつく。


東京都
新宿御苑020502
ロウバイ葉
12〜2月に葉が出る前に、芳香のある黄色い花が、下向きあるいは横向きに咲く。内側の花被片が暗紫色で、外側が黄色。花弁は透明感があり。蝋質を思わせる。

千代田区
江戸城址
040201
ロウバイ花
内側も黄色の花被片を持つのがソシンロウバイ(素心蝋梅)。ロウバイに比べると、花全体にボリュームがあり豪華。ロウバイと言うと、ほとんどこのソシンロウバイのことが多い。 ソシンロウバイ


川崎市
中原区041228
ソシンロウバイ花
花の後、花床が大きくなって長卵形の偽果となる。木質化し褐色、短毛を密生する。実は、若い内は緑色が強く、上向きになる。

鎌倉市
明月院020610
ロウバイ実
実が熟すと乾燥し、黒色の種子が5〜20個入る。種子は有毒。
分類上は、刮ハのように見える部分は花床が肥大した偽果で、黒い種子に見える部分が果皮をまとった痩果
種子

041029
ロウバイ種子
枝先に、小さな冬芽が2個並ぶのが特徴。 冬芽

川崎市
東高根公園
040227
ロウバイ冬芽

樹木の写真Top