ニガキ |
学名 | Picrasma quassioides |
別名 | 苦棟樹(中) |
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苦木 | 分類 | ニガキ科ニガキ属 (落葉高木) |
樹全体に、結晶性苦味質カシン(quassin)を含み苦いための名。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ヒマラヤ |
神奈川県 | 全域に分布する。シイ・カシ帯〜ブナ帯下部の落葉紅葉樹林に見られる。 | |
用途 | 器具材、下駄、薪炭、健胃薬 | |
山野に普通に生える。 神奈川では、どこでも見ることができるが、目立った特徴が無いので、気がつかないことが多い。 |
樹 厚木市 自然保全センタ 050515 |
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樹皮は黒褐色で滑らか。白っぽい細点がある。煎液は健胃剤にもなるし、殺虫剤にも利用された。 | 幹 厚木市 自然保全センタ 040418 |
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葉は互生し、奇数羽状複葉。小葉は4〜6対あり葉身は広披針形、縁には低い鋸歯がある。表裏ともにほとんど無毛。小葉の葉柄は短い。 | 葉 厚木市 自然保全センタ 050515 |
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雌雄異株。 4〜5月に、葉腋から集散花序を出し、黄緑色の小さな花を開く。雄花は、萼片、花弁、雄しべがそれぞれ4〜5個ある。雌しべは退化している。 花盤が大きく膨らみ、丸くなっている花がいくつか見える。これが何かよく分からないでいる。雄花の落ちるころ、この球状のものも赤みを帯び、一緒に落ちてしまった。 |
雄花 横浜市 港北区 060503 |
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雌花の花柄は雄花のそれより長い。子房は4〜5裂し、それぞれが楕円形で、緑藍色に熟す。写真は、中央に雌しべが見える。 | 若実 厚木市 自然保全センタ 050515 |
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横浜では、他の樹よりも早く色づいていた。 | 黄葉 横浜市 港北区 071027 |
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頂芽は、褐色の裸芽でやや大きく、幼葉が、向き合って巻いていて、丸く見える。 葉痕は、丸に近いハート形で、白っぽく目立つ。 |
冬芽 横浜市 港北区 061204 |
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上の写真の冬芽が、膨らんできたところ。怪奇マンガの悪役の目覚め、に見えないこともない。 |
新芽 横浜市 港北区 070326 |