ネズミモチ | 学名 | Ligustrum japonicum |
別名 | タマツバキ | |
鼠黐 | 分類 | モクセイ科イボタノキ属 (常緑小高木) |
熟した実が鼠のフンに似ており、葉がモチノキに似ているため。 | 原産・分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、台湾 |
用途 | 庭木、公園樹 | |
山野に自生する。生垣として庭にもよく植えられる。幹は灰褐色で、粒状の皮目がある。 | 幹 千葉市 小倉の森 160218 |
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葉は対生し、葉身は楕円形または広卵状楕円形で革質、光沢がある。縁は全縁。 5〜6月に、本年枝の先に円錐花序を出し、白い花を多数付ける。 |
花・葉 世田谷区 (植栽) 040522 |
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花冠は葯5mmの筒状漏斗形で、先は4裂し反りかえる。雄しべと花柱は花冠から突き出る。 | 花 世田谷区 (植栽) 040522 |
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果実は楕円形で黒紫色に熟す。 | 実 神奈川県 二宮町 041113 |
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冬芽は卵形で先が尖る。緑色〜赤褐色で5〜6対の芽鱗がある。鱗片の先はやや開出する。 1年枝は緑灰色で紡錘形の皮目がある。 |
冬芽 千葉市 小倉の森 160218 |
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実は、通常冬の間に熟して落ちるが、いつまでも緑色をしている実がある。これはタマバエの幼虫が実の中にいて虫こぶになっている。ネズミモチミミドリフシ。 実を切ると中から幼虫がのぞく(下写真の左)。 |
虫こぶ 神奈川県 二宮町 050212 |