モッコク

学名 Ternstroemia gymnanthera Beddome.
別名 イイク、イク
厚皮香(中)
木斛 分類 ツバキ科モッコク属 (常緑高木)
原産・分布 本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄、アジア東南部
神奈川県 山地を除き、中央部に点在する。逸出の判断が難しい。
用途 庭木、防風・防潮林、器具、建築、薪炭、染料(樹皮)
暖地の海岸近くに野生する。樹高は15mになる。枝は、やや放射状に分枝し、全体として球形〜円錐形の樹形となる。丈夫で長生きし、樹形も整うため、庭木としても利用される。

横浜市
港北区
070718
樹皮は灰淡褐色で滑らか、丸い皮目がある。
材は赤味が強い。年輪は不鮮明。樹皮から茶褐色の染料を取る。


横浜市
岸根公園
030126
新葉は、褐色を帯びた明るい緑色できれい。 枝・葉

中央区
浜離宮
020529
枝はやや放射状に分岐し、1年枝は褐色あるいは緑褐色。
葉は互生し、枝の先に放射状に集まる。葉身は倒卵状長楕円形、全縁、質厚く光沢があり、葉脈は不鮮明。葉柄は暗赤色。


横浜市
港北区
070716
花は両性花で、6月に、1年枝の基部に単生し、下向きに咲く。萼片、花弁は5枚、雄ずいは多数。

千葉県
證誠寺
030706

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