ミツマタ

学名 Edgeworthia chrysantha Lindley
別名
黄瑞香(中)
三椏、三叉 分類 ジンチョウゲ科ミツマタ属 (落葉低木)
枝が3つに別れて出るための名。 原産・分布 中国原産(室町時代に渡来)
神奈川県 野生化したものが、山地のスギ、ヒノキ林に生育している。
用途 庭木、和紙(特に紙幣)
もともとは日本の自生種ではない。江戸時代以降、製紙のために山で栽培された。今は、神奈川県でも、丹沢や箱根の山中に生えている。
枝が必ず3つに別れて成長する。樹皮は黄褐色で、その繊維は強靱。


丹沢
中川東沢
060319
ミツマタ樹
3〜4月、葉に先立って球形の頭状花序を、前年枝の上方の葉腋に付ける。萼は筒状で、先は4裂し、内側は黄色、外側は白く毛が密生する。
わずかに甘い香りがする。


丹沢
中川東沢
060319
ミツマタ花
葉は互生し、葉身は披針形で薄い。縁は全縁、表面は有毛、裏面も有毛で粉白色

藤沢市
六会
050623
ミツマタ葉
果実は痩果で、毛の残った萼筒で包まれている。 若実

丹沢
箒沢
080517
ミツマタ若実

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