コウヤマキ |
学名 | Sciadopitys verticillata |
別名 | ホンマキ | |
高野槙 | 分類 | コウヤマキ科コウヤマキ属 (常緑高木) 日本特産種 |
和歌山県の高野山に多く自生するための名。 | 原産・分布 | 本州(福島県以西)、四国、九州 |
神奈川県 | 自生は無し。 | |
用途 | 庭木、建築・器具・船舶材 | |
地質時代第三紀にはヨーロッパや北米にもあったが、現代では日本に1種のみ残存している。 幹は直立し40mになる。陰樹だが寺や公園に単木で植えられても良く育つ。 |
樹 横浜市 港北区 050217 |
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樹皮は灰褐色。縦に大きく裂けヒノキに似る。 | 幹 東村山市 正福寺 070906 |
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コウヤマキの葉と枝の構造はややこしい。 まず目につく針葉は、2枚の葉が合着している。表面はつやがあり、裏面には白い気孔帯がある。 枝には短枝と長枝があり、長枝には、鱗片葉という小さな変形した葉がらせん状についている。鱗片葉は長枝の先で輪生し、鱗片葉の葉腋から短枝が出て、その短枝に針葉がついているので、針葉が輪生しているように見える。 実際に枝を観察しても、短枝を認識するのは難しい。 |
葉 川崎市 (植採) 040826 |
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花期は3〜4月。雄花は楕円体で黄褐色、20〜30が集まり楕円体となる。 | 雄花蕾 川崎市 幸区 赤谷 090211 |
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球果は松ぼっくりの形状の楕円形。翌年の10月ころに成熟する。写真はさらに翌年の枝に残ったもの。 | 球果 藤沢市 六会 080507 |