カンヒザクラ |
学名 | Cerasus campanulata |
別名 | ヒカンザクラ、タイワンザクラ | |
寒緋桜 | 分類 | バラ科サクラ属 (落葉亜高木) |
まだ寒い時期に咲く、緋色のサクラの意。ヒカンザクラとも言うが、ヒガンザクラと混同されやすいので、カンヒザクラと言う人が多い。 | APG分類 | バラ科サクラ属 (落葉亜高木) |
原産・分布 | 沖縄。台湾、中国南部、ヒマラヤ | |
神奈川県 | 自生はない。 | |
用途 | 庭木、公園樹 | |
亜熱帯〜暖帯南部に分布する。沖縄では1〜2月、関東では2〜3月に咲く。高さは8mになる。 沖縄の自生地(石垣市)は、国指定の天然記念物になっている。ただし沖縄の自生は台湾からの移入の野生化とする説がある。 日本での基本野生種11種に含まれる。緋色で赤味が強いこと、早咲きであることからカワヅザクラ、オカメザクラ、ヨコハマヒザクラなど、人気の栽培品種が生み出されている。 |
樹 厚木市 七沢森林公園 130321 |
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樹皮は暗紫褐色で、横に浅く裂ける。皮目も横に並び、横長になる。 | 幹 横浜市 港北区 070306 |
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2〜3月に、葉より先に、一つの芽から2〜3個の花が下垂する。花弁は5枚で半開する。緋紅色あるいは桃紅色。花柄、がく筒ともに無毛。 花言葉「あでやかな美人、善行、高貴、尊大」 |
花 横浜市 港北区 070309 |
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葉は互生し、葉身は長楕円形または卵形。 | 葉 横浜市 港北区 070418 |
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核果は卵円形、赤く熟す。果柄は先が太くなっている。 | 若実 横浜市 港北区 070416 |
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枝は無毛で、皮目が大きく多い。 冬芽は無毛、赤褐色で大きい。ヤマザクラのような、芽燐の先の開きも無い。カスミザクラに似ているが、枝の皮目が多い。 |
冬芽 横浜市 港北区 071224 |