ハリエンジュ 学名 Robinia pseudoacacia
別名 ニセアカシア
洋槐(中)
針槐 分類 マメ科ハリエンジュ属 (落葉高木)
幹や枝に棘のあるエンジュの意。ニセアカシアの別名は、学名の直訳。 原産・分布 北アメリカ原産(明治初期に渡来)
神奈川県 砂防、観賞用によく植栽され、川岸、崩壊地で野生化も多い。県内全域に見られる。
用途 庭木、街路・砂防樹、薪炭、蜜源
樹皮は灰褐色で、縦に裂ける。托葉が鋭い棘となるが、太い枝にも残る。材は堅く、炭材となるができた炭はよくはぜる。
マメ科で根粒菌を持つため、どのような荒地でもよく育つ。野生化し、河川敷などで群落となり、在来の植生に影響を与える、として外来生物法における要注意外来植物に指定されている。在来植生保護のために、伐採されることが多い。


伊勢原市
坪の内
040429
雌雄同株、両性花。
5〜6月に本年枝の脇に、総状花序を垂らし、芳香のある白い蝶形花を多数開く。花序に葉は付かない。
田園に、蜜源となるレンゲソウが少なくなり、養蜂家はハリエンジュから蜜を集めるが、この樹も伐採されてしまうので困っている、と言う話を聞く。


伊勢原市
坪の内
040429
葉は奇数羽状複葉で対生する。小葉は、3〜9対あり、楕円形で先端がわずかに凹み、微凸がある。小葉の縁は全縁。

伊勢原市
坪の内
040429
実は豆果。写真は熟し乾燥して落ちたもの。4〜10個ほどの種子が入っている。種子は腎形。

山梨県
都留市二十六夜山
131213
中央に葉痕があり、両側の棘は托葉の変化したもの。全体を見ると、コウモリの顔を連想できる。冬芽は、葉痕の奥に隠れている。 冬芽

群馬県
新治村
050206

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