ハナイカダ |
学名 | Helwingia japonica |
別名 | ママッコ、ヨメノナミダ | |
花筏 | 分類 | ミズキ科ハナイカダ属 (落葉低木) |
花の咲く葉を筏にたとえてついた名。 | 原産・分布 | 北海道(西南部)、本州、四国、九州。中国 |
神奈川県 | 沿岸部、都市部を除き広く分布する。 | |
用途 | 特になし | |
山地の谷間に生え樹高は2mほどになる。 | 樹 厚木市 七沢 110429 |
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若い枝は緑色を帯びる。太くなると樹皮は縦に裂け、褐色の縞模様ができる。 | 幹 厚木市 七沢 110429 |
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葉は単葉で、枝先に集まって互生する。葉身は楕円形で鋭尖頭、基部は広い楔形。縁には低い鋸歯があり、先は短い針状になる。 本種の大きな特徴は葉の中央に花が咲き、実がなることである。 |
葉 東京都 町田市 三輪緑地 070602 |
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雌雄異株。5月に葉の中央部に雄花あるいは雌花が咲く。雌花は通常1個、ときに2〜3個つく。 雌花は花弁が4枚、雌しべは1個、柱頭は4裂する。 |
雌花 上野原市 秋山 120505 |
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雄花は数個が束状につく。写真は9個ある。雄花は花弁が3〜4枚、雄しべも3〜4個。 花言葉「移り気、嫁の涙」 後者は別名がそのまま花言葉に。「移り気」については、水面に広がったサクラの花びらを花筏と呼ぶが、そのイメージの言葉か? |
雄花 厚木市 七沢 110429 |
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果実は核果で、夏に黒く熟す。 | 実 東京都 町田市 三輪緑地 070602 |
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1年枝は赤みを帯び、冬芽も赤みを帯びた茶色。頂芽がやや大きく先の尖った球形。側芽は扁平な球形。 葉痕が突き出ているので、枝先は凸凹した感じがする。 |
冬芽 上野原市 秋山 170308 |
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展葉時にすでに蕾を確認できる。 | 芽吹き 上野原市 秋山 110421 |