ハクモクレン |
学名 | Magnolia denudata |
別名 | モクレン、ハクレン 玉蘭(中) |
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白木蓮、白木蘭 | 分類 | モクレン科モクレン属 (落葉高木) |
木蓮、あるいは木蘭と書き、漢名が元とされるが、中国ではそれぞれ別の樹を指す。単純そうだが語源は不明。日本でモクレンとは、シモクレン(紫木蓮)のことを指す。 | 原産・分布 | 中国原産(古く10世紀以前の渡来とされる) |
神奈川県 | 自生はない。 | |
用途 | 庭木、公園樹 | |
幹は直立し15mほどになり、枝を多く分ける。春、展葉を前に、白い大きな花が、枝一杯につく様は見事。 | 樹 藤沢市 六会 080318 |
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葉は互生し、葉身は倒卵形〜広倒卵形。表面は緑色で少し光沢があり粗毛がある。縁は全縁。先は短く凸状になる。 | 樹皮・葉 藤沢市 六会 060426 |
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雌雄同株、両性花。 芳香があり、白い大きな花が3月ころ、枝先に上向きにつく。花弁が6枚、萼が3枚だが、区別はつかない。 ハクモクレンの花の咲くころによく春の嵐が吹く。見事に咲いていた花が一夜にして惨めになることがある。ハクモクレンの花は風に弱い。 |
花 藤沢市 六会 080318 |
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一年枝はやや太く、枝を一周する托葉痕が残る。写真は短枝のために托葉痕がやや詰まってる。 葉芽は小さく有毛。一見裸芽に見えるが有毛の芽鱗に覆われている。 |
葉芽 川崎市 東高根公園 040227 |
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花芽は大きく、やや寝た長い毛が密生する。 ハクモクレンの花芽は揃ってほぼ上を向くが、よく似たコブシの花芽の向きはバラバラになる。 |
花芽 川崎市 東高根公園 040227 |
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花弁がすべて落ちた後、新葉の展開が始まる。薄い褐色の葉は托葉で、展葉と同時に落ちる。中央に花の後の果軸が残る。 | 新葉 新宿区 代々木公園 120415 |