チョウジザクラ

学名 Cerasus apetara
別名 メジロザクラ
丁字桜 分類 バラ科サクラ属 (落葉小高木)
花を横から見た形が丁字(T字)に似ているため、あるいは香料植物チョウジの花に似るためについた名。サクラについてはヤマザクラを参照のこと。 APG分類 バラ科サクラ属 (落葉小高木)
原産・分布 本州(太平洋側)、九州(熊本県)
神奈川県 道志川流域、酒匂川流域のブナ帯下部にやや少ない分布。
用途 工芸品(樹皮)
山地に生え、高さは大きくても7m。日本のサクラ属の基本野生種11種のひとつ。花があまり目立たないので園芸樹木としては利用されない。
日本海側の多雪地帯には変種のオクチョウジザクラが分布する。本種に比べ全体的に毛が少なく、花が大きい。


群馬県
水上町
赤谷
100502
チョウジザクラ樹
葉は単葉で互生する。葉身は倒卵形で、先は尾状に長く尖る。縁には欠刻状の重鋸歯がある。葉柄、表裏ともに有毛。腺点は通常、葉柄の基部にある。

群馬県
水上町
赤谷
100605
チョウジザクラ葉
花は4〜5月、葉と同時に出る。一芽から1〜2個の、白色あるいは淡紅色の花が下向きに咲く。花柄、萼筒ともに有毛。萼片は鋸歯縁。萼筒が長く花弁が平開するので、花を横から見ると丁字(の上下逆)に見える。

群馬県
水上町
赤谷
100502
チョウジザクラ花
サクラの仲間は秋の紅葉もきれい。木が小さいせいもあって、少し物足りないが確かに黄葉していた。 黄葉

群馬県
水上町
赤谷
111002
チョウジザクラ黄葉 border=
冬芽は芽鱗につつまれ、卵形または長卵形で先が尖る。側芽と頂芽はほぼ同じ大きさになり、頂生側芽ができる。
一年生枝には軟毛がある。
冬芽

群馬県
水上町
赤谷
101204
チョウジザクラ冬芽

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