シロスジカミキリ

分類 鞘翅(コウチュウ)目カミキリムシ科
学名 漢字 Batocera lineolata 白筋髪切
分布 本州、四国、九州
観察できる時期 5〜10月
観察できる場所 夜行性が強い。暗い雑木林内や夜の灯火に飛来する。
越冬 幼虫 ただし幼虫期は3〜4年
体長 40〜55mm 日本でのカミキリムシの仲間で最大 
幼虫食餌 生木の材部。
成虫食餌 樹皮、葉柄、芽など。


体は光沢のない灰褐色で、黄色と白の斑紋がある。
体長よりも長い触角がある。
上野原市秋山 170717


成虫は交尾を済ますとコナラなどの幹の低いところに来て、樹皮をかじり丸く穴を開け産卵する。横に移動しながら産卵するため、産卵痕が点々と輪状に幹を取り囲む。傷跡が大きいために樹木の成長でも修復できず、こぶ状に残ったり、強風ではそこから倒木したりすることもある。
孵化した幼虫は幹の中を食い荒らしトンネルを開けてしまう。倒木や枯死の原因になる。クリなどの果樹では被害の大きい害虫である。材部を食い荒らす幼虫を総じてテッポウムシと呼ぶ。
群馬県みなかみ町赤谷 080907