ヤママユ

分類 昆虫 鱗翅(チョウ)目ヤママユガ科 ヤママユ属
名前(漢字、学名) 山繭 Antheraea yamamai
神奈川県での分布
出現期、場所 8月〜9月 雑木林。
越冬 枝に着いた卵
関連生き物
食物連鎖
天敵 食虫の鳥類や昆虫、クモなど
幼虫食草 クヌギコナラクリ、カシワなどブナ科
成虫食餌 口吻は退化していて何も食べない


誘蛾灯に集まる蛾は季節で変化する。夏から初秋はヤママユガが多い。
成虫は体色の変異があるようだ。黄色みの強い個体。
上野原市秋山 140819


顔。触覚の幅が広く羽箒のようでもある。
ヤママユの仲間は成虫の口が無いとされる。飲まず食わずで生殖を済ますと一生が終わる。
上野原市秋山 140819


褐色を帯びた個体。
翅の紋は、前翅、後翅のそれぞれ中央付近の丸い紋と、翅縁に沿った直線的な筋が特徴。
上野原市秋山 140917


暗い灰色の個体。
上野原市秋山 140819


灯火に迷い込んできた淡い色の個体。翼開長160mmはある。
静岡県伊豆修善寺 070824


冬の梢で目立つ蛹。
上野原市秋山 120103


落ちていた繭
天然のヤママユの繭1000個から250g〜300gの絹糸が採取される。
「天蚕糸」と呼ばれ通常の絹糸に比べ、軽く柔らかく保温性に優れるため「繊維のダイアモンド」とも呼ばれるそうだ。
群馬県みなかみ町赤谷 061010