竹の里3年目の春を迎えて

 

2004年3月28日(日)

竹の里も春を迎え、活動日には新しい若い人の参加も多くなってきた。当初は「聚」の名のもとに、遠くからの参加者が多かったが、新しい参加者は小田原、二宮、藤沢など近くの人が、ここでの活動を知り参加するケースが増えている。息の長い活動をする上で良いことだと思う。竹藪の整理は、手前の竹林エリアを終え、奥へ、上へと進んでいる。正面については、もうじき最奥(最上)部に到達する予定で、昨年後半からの参加者増加の効果が大きいような気がする。

左翼のヤマザクラ・エリアの竹の整理も済んだこともあり、花はまだ1分咲きだが、今日は桜祭りと称して昼から酒盛りにした。ヤマザクラは成木が2本ある。先々、桜祭りもここでの定例行事にするために、このヤマザクラを増やすことにした。それも植木屋で買って移植するのは芸が無いし、生態系に良くないので、取木、挿し木を試してみることになった。

竹藪が整理され、竹林エリアの日照が良くなったことで、ここの植生も変わってきているような気がする。春を迎えた竹の里の写真スケッチ(前回3月13日のを含む)と、取木、挿し木の状況を紹介します。なお、取木、挿し木については後でまとめたいと思っています。 


3月13日 竹林エリアの上部へ行くための作業道。今後、遊歩道として整備する予定。丹沢水の木の間伐材を、運べたら利用したいと思っている。

3月13日正面エリア上部。切った竹は斜面に柵を作る。運び下ろすのが大変なので応急処置だが、うまい方法が見つからない。積み上げた竹が落ちてくる危険性はある。

3月13日最上部。まだ鬱蒼とした竹藪状態。林床も暗い。中央の小道?が土地の境界。ゆるやかな斜面は隣地になる。隣地の竹も整理しないと、また竹藪になってしまうだろう。

竹林エリアの空を見る。固まった葉はテングス病。古い竹は葉が落ちてしまった。健全な葉が少ない。今年の筍は取らないほうが良さそうだ。


3月13日ホウチャクソウが出てきた。1年目の林床にも生えていた。

よく似たナルコユリやアマドコロは山菜として美味しいが、ホウチャクソウは有毒である。根で見分ける。


タチツボスミレが群落を作って咲いている。日当りが良くなった証拠。

カントウタンポポ?

取木の準備

ヤマザクラの花がまだなので、咲いていた一輪挿しを、テーブルに置いての花見の宴。


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