体が資本、されど中古品
20Kgのザックを背負って、3000mの稜線を登り降りしていたのだから体は丈夫
と思っていたが、所詮それは年に何回かのお遊びだったのだ、と気がついた。
職業訓練校1年、造園業1年、現在52才で体の調子は・・・・、自分でもよく分からない。
これから泣き言を書く。
50を過ぎた頃から腕、腰、足のあちこちが痛みだした。
まるで機械の油が切れて、ギシギシ音がし始めたように。
それが、ちょうど転職と重なったのか、転職が原因でそうなったのかはよく分からない。
2年前から右肘、手首が痛みだした。整形外科の先生からは50肩だ、と言われた。
植木鋏をガンガン使ったときに肘の痛みがピークになった。今度はテニス肘でしょう、と言われた。
昨年、秋頃から今度は左肘が痛みだした。原因不明。今度は、医者は何も言わなかった。
左が痛くなると、右の痛みは薄らぐ。それでも朝は両腕とも重く、自由に動かない。
昨年の春に、石組みの上から降りようとして足を踏み外し、石の上に尻餅をついた。
それ以来、腰が痛く、まっすぐ立った状態だと10分で右足が痺れてくる。
それもこれも、仕事中は何とか意識の外に追いやって体を動かすが、結局無理をしてしまう。
前の会社の社長は、若いころ重いものの持ち過ぎで腰を痛めたと言う。
今の師匠のTさんは、手の使い過ぎで右ひじが曲がらないそうだ。
この商売と間接痛は深い仲のようで、駆け出しの僕らだけでなく、皆さん騙し騙しやっているようだ。
参考までに、僕が腕・腰・足でご厄介になっている医療品。
インドメタシン配合消炎剤 市販品あるいは処方箋薬剤
整形外科医で処方された消炎鎮痛剤(飲み薬)
グルコサミン+コンドロイチン 市販品
BCAA系アミノ酸補助食品 市販品(アミノバイタル)
S造園に就職して半年経過の頃に体重が最小値を記録した。
決して瘦せ過ぎではなく、身長から言えばbestより若干少ない程度だった。
それでもサラリーマン時代より5Kgは減った。やはり夏場が、ダイエットには能く効く。
今は、この正月を経ることで3Kg増加している。
野生動物だって冬は脂肪を蓄えるのだ。ベルトの穴を気にしなければ、ちょうど良いと思っている。
昨年の夏は雨が多く、暑い日が少なかったようだ。
初めての夏としては助かった。
しかし、夏はやはり夏だ。毎日すごい量の汗をかき、そして2〜4リットルの水分を補給した。
シャツや手袋が汗でぐちょぐちょになり、1日の終わりにはやたら臭かった。
またこの時の水分はスポーツ系飲料に限る。普通の水だと体が塩分不足になり、夕方には筋肉が痺れてきた。
一昨年の暮れ、アルバイトで仕事をしたときに、乾燥した中で埃を吸い込んでしまった。
たまたまそのときに風をひいていたのが良くなかったのか、
それから暫くの間、1〜2週間おきに微熱がでて、何となく不気味な感じだった。
結果は蓄膿症で、鼻の手術をしたら微熱は止んだ。
仕事上、埃まみれになることは日常的である。
師匠のTさんは、心がけてマスクをしたまま仕事をしている。
しかし、掃除で体を動かしながらマスクをするのは、息苦しいし、メガネが曇ってしまってやりにくい。
埃まみれで仕事をした後、痰を吐き出すと真っ黒な固まりが出てくるので、何とも気持ちが悪い。
そのうちにまた蓄膿症になってしまいそうで、鼻の手術を思い出すと、寒けが走る。
鼻の奥を、うまく洗浄できる方法がないものかと考えている。
夏の暑さは厳しいが、冬の寒さは厚着をして何とか凌いでいる。
上着を着ると動きにくくなるので、真冬は山用のタイツと長袖シャツを1枚余分に着ている。
地下足袋も冬用の厚手のタイプを履く。
これで十分暖かいのだが、日が当たったりして急に暖かくなると調整が難しい。
外の仕事は、やはり春と秋が一番である。
(2004.1.13)