ルリチュウレンジ | 学名 | Arge similis |
分類 | ハチ(膜翅)目 | |
加害樹 | ツツジ、シャクナゲ類 | |
土の中のマユで越冬する。初めの成虫は、4〜5月に発生する。以降、7月から10月下旬にかけて現れる。 | 加害部 | 幼虫(葉・吸汁) |
加害時期 | 3回/年 | |
防除方法 | 薬剤には弱い。群生していたら有機リン系殺虫剤で防除可。 | |
人への害 | 特になし。 | |
幼虫は、薄緑色の体に黒い斑点がある。頭部は黄橙色。成長すると25mmほどになる。警戒すると、チュウレンジハバチ特有の尾部を湾曲させた体型をとる。 | サツキを食害中の幼虫 横浜市 港北区 070924 |
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幼虫による食害跡。葉脈を残してほとんど食べ尽くす。大量発生すると、夏の間、株の葉が丸坊主になる。 | 食害された葉 横浜市 港北区 071102 |
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名前の元となる瑠璃色をした成虫。体長10mm前後で光沢がある。ハチの仲間だが、針は持っていない。捕殺することも可能。 葉の裏に産卵しようとしている。 |
サツキの葉に産卵中の成虫 横浜市 港北区 071102 |
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雌の成虫は産卵管を、葉の縁に差し込み、葉肉内に1粒づつ産卵する。葉の縁がゴマ粒大に膨れる。卵の期間は10日ほど。 写真は11月初旬だが、これから幼虫が生まれ、まだ葉を食害するのだろうか。温暖化とは言え、遅いような気がする。 |
葉裏の卵 横浜市 港北区 071102 |