ナシグンバイ | 学名 | Stephanitis nashi |
分類 | カメムシ(半翅)目 | |
加害樹 | ナシ、リンゴ、スモモ、ウメ、サクラ、ボケ、カリンなどバラ科 | |
成虫で越冬する。根際の樹皮下や落葉下で越冬し、葉の展開とともに樹上に移動し、吸汁加害する。特に、高温、乾燥の続く夏に発生が多い。 ナシの害虫として重要。仲間のグンバイムシは多いが、寄生する樹種が決まっている。 |
加害部 | 幼虫・成虫(葉・吸汁) |
加害時期 | 2〜4回/年(暖地ほど多い) | |
防除方法 | 被害面積が大きい場合は、スミチオン、オルトラン、ヂィプテレックスなどの殺虫剤を散布する。 | |
人への害 | 特になし。 | |
葉の表面は、吸汁による白い斑点が無数にでき、全体が白っぽくなる。ひどい場合には、早期落葉し、翌年の花芽が減少する。 | サクラ 被害葉 横浜市 港北区 070924 |
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葉の裏は、虫の排泄物で点々と黒く汚れ、全体が茶褐色になる。 成虫は、体長3mmほどで、軍配型の半透明の羽根を持つ。幼虫は肉眼で視認するのは難しい。 |
葉裏と成虫 横浜市 港北区 070924 |