ヤブタバコ

学名 Carpesium abrotanoides
別名
薮煙草 分類 キク科ガンクビソウ属 (越年草)
根生葉あるいは下部の葉がタバコの葉に似て、薮に生えるから。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄。東アジア
神奈川県 シイ・カシ帯〜ブナ帯下部に分布。日陰の林縁に生える。
花の時期 9月〜10月


林道などの道端、薮に生える。高さは50cm〜1mほど。茎の成長が途中で止まり、長い枝を四方に伸ばした姿が特徴的。
上野原市秋山 140904


茎の上部は丸い節になり、そこから数本の枝が横に伸びる。
下部の枝の葉と根生葉は広楕円形で薄く、葉脈が裏面に凹む。
上野原市秋山 140904


横に伸びた枝の葉は長楕円形で互生する。
★薬効★葉を乾燥させたものを打ち身、腫れ物、止血などに用いた。山中などでは揉んだ葉を同様に用いたようだ。
上野原市秋山 140904


上部の葉腋に黄色い頭花を無柄で下向きにつける。
花言葉 「豊かな感情」
上野原市秋山 140904


痩果は熟しても冠毛は無く、長さ3.5mm。独特の臭気がある。
上野原市秋山 150105


キク科の実ではあるが冠毛が無いので風には飛ばされない。代わりに粘着性があり、服や動物の毛に着いて運ばれる。いわゆる「ひっつき虫」に分類される。
上野原市秋山 150105


春に大きくなる根生葉。上部の枝につく葉とは異なり、タバコの葉に似ている。
種子が秋に熟すので、寒い地域では1年草になる。
上野原市秋山 150421


地上50cmくらいで突然、それまで直上していた茎が四方八方に枝分かれしたところ。
上野原市秋山 150421

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