ササバギンラン

学名 Cephalanthera longibracteata
別名
笹葉銀蘭 分類 ラン科キンラン属 (多年草)
花が白くギンランに似るが、葉が長く笹を思わせることから。 APG分類 ラン科キンラン属 (多年草)
原産・分布 北海道、本州、四国、九州。千島列島、朝鮮、中国
神奈川県 シイ・カシ帯に点在。山地や丘陵の疎林内に生えるが少ない。
花の時期 5月〜6月


山地や丘陵地の林床に生える。
仲間のキンランと同様に、特殊な菌類との共生をする半寄生植物とされる。移植では繁殖させられない。
群馬県みなかみ町赤谷 090605


花の色は白で、大きさはキンラン程、葉が細長くササの葉に似ている。最上部の葉(苞)は写真のように、花序より高くなるのが特徴。
上野原市秋山 140528


葉は互生し広披針形、葉は長楕円形で基部が茎を抱く。
群馬県みなかみ町赤谷 090605


萼片は3つ、花弁は3つ、花の形や構造はキンランに似る。唇弁の内側には淡黄色の隆起線がある。
花言葉 「そっと見守ってください」
群馬県みなかみ町赤谷 110605


長い花柄に見えるものは子房。
子房の基部に葉状の苞がある。下部の花の苞は大きく葉と同じに見える。葉の基部は茎を完全に巻くが、苞の基部は半分ほどしか茎を巻かない。
上野原市秋山 230508


花の後は、柄に当たる部分の子房がわずかに太くなる。果実には陵が6つある。
上野原市秋山 230720

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