キツリフネ

学名 Inpatiens noli-tangere
別名 ホラガイソウ
輝菜花(中)
黄釣舟 分類 ツリフネソウ科ツリフネソウ属 (1年草)
黄色のツリフネソウの意。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。東アジア、北アメリカ、ヨーロッパ
神奈川県 全域に分布するが数は少ない。
花の時期 6月〜8月


山地のやや湿った林内に生える。茎の高さは40〜80cmほど。仲間のツリフネソウと比べ早く花が咲く。ツリフネソウは毎年株数が増え群落になるが、こちらは毎年細々とした繁殖が続いている。もっと暗いところ好むようだ。
山梨県上野原市秋山 110623


花は黄色で葉腋から下垂する。太い袋状部は萼で基部が距になる。
花言葉 「私に触らないで、安楽、期待、心を休める、じれったい」など 「私に〜」は種子がはじけることからで、学名のnoli-tangereも同じ意味。ツリフネソウと共通の花言葉が多い。
山梨県上野原市秋山 110623


花弁は3個、下の2個が合着して唇弁となり、奥に赤褐色の斑紋がある。唇弁が合着していないものや、斑紋の無いものなど変化があるようだ。
山梨県上野原市秋山 110623


葉は長楕円形で互生する。葉先が丸く、鋸歯は鈍鋸歯のため全体として丸みを帯びる。
仲間のツリフネソウは葉先も鋸歯も尖る。
山梨県上野原市秋山 110623


実生がツリフネソウと混ざって生えても葉の形で区別できる。
根が少ないためか移植が難しい草である。
山梨県上野原市秋山 130517


果実はクネクネと曲がった線型の刮ハ。熟すと刺激で弾け種を飛ばす。
山梨県上野原市秋山 110623

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