イシミカワ

学名 Persicaria perfoliata
別名 アシガキ、カッパソウ
石見川、石実皮、石膠 分類 タデ科イヌタデ属(つる性一年草)
上記のような漢字を当てて、語源を説明する説はあるが不明。 APG分類 タデ科イヌタデ属(つる性一年草)
原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄。東アジア。
神奈川県 全域に普通に分布。
花の時期 7月〜10月


林縁、湿地、河原など日当たりがよく、やや湿ったところに生える。
茎は分岐しながらよく伸びる。
茎に下向きの鉤があり、何かに引っかけながら立ち上がる。
もたれかかるものがないと横に広がる。
通常は群生することでお互いにもたれ立ち上がる。
上野原市秋山 140928


葉は互生、葉身は三角形で葉身と同じくらいの長さの葉柄がある。
葉柄にも鉤刺がある。
タデ科の特徴である托葉鞘は鞘状の部分は短く、上部は円形に広がり葉のようになる。
上野原市秋山 140928


茎の先端や葉腋に淡緑色の花をつけた総状花序を出す。
花序の基部には丸い葉のような苞がある。苞と蕾でお月見の団子のようだ。
花被片(萼)は5枚だが大きくは開かない。一見するとほとんど閉鎖花のように見える。
花言葉「正体不明の、気まぐれ」
上野原市秋山 140928


花の後、花被片が肉厚になり痩果を包む。
花被の色は緑白色から紅紫色あるいは藍色に変化するのできれい。
群馬県みなかみ町赤谷 141004


この花被により種子は鳥散布と考えられるので液果と同じ原理である。
群馬県みなかみ町赤谷 141004

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