ヒオウギ

学名 Belamcanda chinensis
別名
檜扇 分類 アヤメ科ヒオウギ属 (多年草)
扇状になった葉が、古代に宮中で用いられた、ヒノキの薄い板を扇状にした檜扇に似ているため。 原産・分布 本州、四国、九州。
神奈川県 丹沢の草地に生える。
花の時期 7月〜9月


日当たりのよい山地の草原に生える。夏の花で、強い陽射しがよく似合う印象。
夏に花茎を伸ばして1mほどになり、先端が分岐して複数の橙色の花をつける。
上野原市秋山 190805


名前の元になった扇状の葉。花茎が伸びる前は、すべての葉が根生するため、正に扇に似る。花茎が伸びるにつれ葉は茎に互生し、上部にいくほど小さくなる。
上野原市秋山 190718


花茎は分岐部分に苞をつけながら分岐を繰り返す。各茎の先に2〜3個の花をつける。したがって1株には多いときに20個近くの花をつける。
花は1日花で朝開き夕方には萎んでしまう。開いた花の横に縮んだ花弁の痕と、これから咲く蕾とが見える。多くの花が次々と咲くことが分る。
上野原市秋山 190805


花は3〜4cm。6枚の花被片が平開する。同色の内外花被片は3枚づつで、外花被片(萼)の方が若干大きい。平開した花被片の下部に紡錘形の子房が見える。
雄しべは3個、雌しべは開花後花被片にもたれるように横に寝る。
花言葉 「誠実、個性美」
上野原市秋山 190805


花後すぐに子房が膨らみ始める。意外と大きな実になる。しばらくの間、縮んで捻じれた花被片が先に残る。
上野原市秋山 190805


実は刮ハで、熟すと3裂し果皮は脱落する。
中には黒色で光沢のある種子が10〜20個ほど入っている。
上野原市秋山 190925


種子は5mmほどの球形で黒色。
この種子の黒さが美しく、俗に「ぬばたま(射干玉)」と呼ばれ、和歌では黒にかかる枕詞として知られる。
上野原市秋山 190925


春の芽生え。
上野原市秋山 190415

樹げむのTreeWorld Top