ヘビイチゴ

学名 Duchesnea chrysantha
別名 ドクイチゴ
蛇苺 分類 バラ科ヘビイチゴ属 (常緑多年草)
蛇が食べるイチゴの意。本当に食べるとは思えない。イチゴについては、「日本書紀」にあるイチビコが語源とされる。甚緋子(イチビコ:いたく赤い物)の意味(吉田)。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄。中国南部、台湾、東南アジア
神奈川県 広く分布。草地や明るい雑木林の林床に普通。
花の時期 4月〜6月


花は黄色で直径1.5cm前後。葉は3出複葉で小葉には大きな鋸歯がある。
花弁の間に萼片が見える。花弁より大きい副萼片が花弁の後ろにある。
花弁は仲間のヤブヘビイチゴと比べて丸みを帯びる。
横浜市港北区篠原園地 070413


茎は長く地上を這う。茎の葉腋から柄を伸ばし花を1つつける。
厚木市自然保全センター 110429


果実は、本物のイチゴと同様、花床が肥大した集合果で偽果(イチゴ状果)。
果肉の表面が白みがかる点と痩果の表面に光沢が無い(下説明)点が
仲間のヤブヘビイチゴとの相違点になる。
横浜市港北区篠原園地 100519


表面の粒が本物の果実で痩果。各痩果に花柱が残る。
痩果の表面はこぶ状のしわになり光沢が無い。
浜市港北区篠原園地 100519

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