ギンラン

学名 Cephalanthera erecta
別名
銀蘭 分類 ラン科キンラン属 (多年草)
白い花から。近縁種で黄色の花のキンランと対比させての名。 APG分類 ラン科キンラン属 (多年草)
原産・分布 本州、四国、九州。朝鮮、中国
神奈川県 シイ・カシ帯に分布。山地や丘陵の疎林内や林縁に生える。
花の時期 4月〜5月


山地や丘陵地の林床に生える。
キンランと異なり、株が非常に小さいので、咲いていても気づかないことが多いのではないか。山道など思わぬところで咲いていて驚かされる。株丈は5cm〜30cmで仲間のキンラン、ササバギンランの中では最も小さい。
仲間のキンランと同様に、特殊な菌類との共生をする半寄生植物とされる。移植では繁殖させられない。
千葉市若葉区小倉の森 160428


キンランとほぼ同じ時期に咲く。白い花からキンランに対してギンランとされた。キンランが里山の憧れの女王ならば、こちらはちょっと地味で脇役か。
萼片は3つ、花弁も3つ。キンランと同じような形状だが、あまり開かないので形を見にくい。
花柄に見える柄は子房で、子房の基部には葉状の苞がある。下の花では苞は葉に見えるので、葉腋に花芽があるように見える。上に行くと小さくなる。
花言葉 「おとなしい貴婦人」
千葉市若葉区小倉の森 160428


葉は互生し広披針形、基部は完全に茎を抱く。
ササバギンランとの区別点は、最上部の葉の先端が花より上にならない点がある。ササバ〜は葉が長く先端が花より上になる。
千葉市若葉区小倉の森 160428


若い実。
千葉市若葉区 120527

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