ギンバイソウ

学名 Deinanthe bifida
別名
銀梅草 分類 ユキノシタ科ギンバイソウ属 (多年草)
白い両性花をウメに例えたものと思えるが、花の印象とはあまりイメージが合わない気がする。 原産・分布 本州(関東地方以西)、四国、九州。
神奈川県 丹沢、小仏山地に見られるが稀。
花の時期 7月〜8月


山地の沢筋などの湿ったところに生える。
写真は未開花。初めは花序全体が苞につつまれ球形をしている。
上野原市秋山 140710


卵形の葉は対生し、先が浅く2裂する。縁には粗い鋸歯がある。
写真のように、葉先は大きく裂状になるものとほとんど無いものとがある。
上野原市秋山 140710


花序は茎に頂生し10〜20個の花がつく。周辺部には装飾花が、中央部には両性花がつく。
写真左端が萼3枚だけの装飾花。雄しべ、雌しべ、花弁が無い。
両性花には多数の雄しべと一つの雌しべがある。
アジサイなどの両性花と比べるとボリューム感がある。装飾花は不要な感じがする。
上野原市秋山 140715


写真やや右寄りに、雄しべと花弁が脱落した受粉後の花がある。
萼や花弁の数は、5個のものと6個のものが混在するようだ。
上野原市秋山 140715


全ての両性花から花弁と雄しべが脱落した。装飾花がまだ残っている。
上野原市秋山 140909


果実は刮ハ。熟すと5裂し非常に細かい種子がこぼれる。
上野原市秋山 141001


春の芽生え。
上野原市秋山 160411


葉が展開し始めた時。すでに葉先は2裂している。
上野原市秋山 150421

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