スノキ

学名 Vaccinium smallii var. glabrum
別名 コウメ
酢の木 分類 ツツジ科スノキ属 (落葉低木)
果実が熟すと食べられ、酸味があるので付けられた名。 原産・分布 本州(関東地方以西)、四国
神奈川県 丹沢や箱根山地に分布し、林縁、林内に生育する。
用途 特になし
丹沢の尾根すじを歩いていると、ところどころで見ることができる。低木で、根元からよく枝分かれする。成木では、樹皮が不規則に剥がれる。

丹沢
畦ケ丸
061215
スノキ幹
葉は互生し、葉身は卵状楕円形。先は鋭頭、元はくさび形で、縁には細かい鋸歯があり、赤味を帯びる。葉柄は短い。
母種のオオバスノキは、葉がほぼ倍の大きさになる。日本海側の分布で、丹沢には自生しない。


丹沢
犬越峠
070520
スノキ葉
花は両性花
5〜6月に、前年の枝の先に、短い総状花序を出し、1〜4個の花を下向きに付ける。花冠は鐘型で緑白色、5裂した花弁にそって、紅色の筋が入る。雄しべは10本。


丹沢
犬越峠
070520
スノキ花
果実は液果で球形(7〜8mm)。熟すと黒紫色になる。酸っぱい。 若実

丹沢
犬越峠
070720
スノキ若実
ツツジの仲間は綺麗な紅葉が多い。 紅葉

丹沢
秦野峠
081122
スノキ紅葉
冬芽の芽燐は2枚で、紅色を帯び有毛。1年枝は細く、通常緑色(寒冷地では赤味を帯びる)で、表と裏とに2列に毛が密生する。
枝は下の写真のように、平面上に分岐する。

冬芽

丹沢
大室山
070201
スノキ冬芽
新葉は、巻いた花束が広がるように展葉する。 新芽

丹沢
大室山
070505
スノキ新芽

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