シラビソ 学名 Abies veitchii
別名 シラベ、リュウセン
白檜曽 分類 マツ科モミ属 (常緑高木)
葉の裏が白いので、白檜(ヒ)の意。 原産・分布 本州(福島県〜和歌山県)、四国 (日本特産種)
神奈川県 かつて塔ノ岳に数本あったが、その後絶滅。
用途 建築・器具材、パルプ
高山に生える。純林をつくることも、トウヒなどとの混交林をつくることもある。寿命は短く、100年程で集団枯れ死するすることもある。
南アルプスでは1500m以上に多い。
混交林

長野県
麦草峠
180831
幹はまっすぐで、高さ20〜30m、胸高直径80cmになる。樹皮は灰白色で平滑、皮目が横長で、縞模様になる。

静岡県
大井川東俣
040812
葉は、やや扁平な線形で、表面は深緑色で光沢があり、裏面は白色の2本の気孔帯がある。
葉の付け根の形状は、仲間のモミと同じで葉痕は丸。若枝は、灰白色あるいは灰褐色の短毛がある。葉は密にらせん状に付くが、葉身は2列に並ぶ。
葉裏

静岡県
大井川東俣
040812
雌雄同株雌雄異花
花は6月。梢の先に集中する。雄花は小枝の先に群生し単生。雌花は暗赤色で直立する。
球果は、年内に成熟し暗青紫色になる。長さは4〜6cmで円柱形。
球果

長野県
駒ヶ根
050829
林床に草やササが茂っているような場合、実生の多くは倒木更新となる。枕になっていた倒木が朽ち果てると写真のように根上り状態になる。針葉樹のモミやトウヒに多いとされる。 根上り株

長野県
麦草峠
180831

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