カナメモチ 学名 Photinia glabra
別名 アカメモチ、ソバノキ
要黐 分類 バラ科カナメモチ属 (常緑小高木)
材が硬いので、昔、扇の要に使われていたから、あるいは別名の赤芽黐がなまったため、と言われる。 原産・分布 本州(東海地方以西)、四国、九州
神奈川県 自生はない。栽培の逸出、野生化したものがある。
用途 庭木
新芽が赤く綺麗なため、生垣としてよく植えられている。樹高は10m以上になる。刈り込んだ樹冠に、新芽が赤い層を作る頃が美しい。
葉の大きなオオカナメモチが沖縄以南に分布する。またオオカナメモチと本種の交雑でできた園芸種にレッドロビンがありひろく植採されている。成長が早く芽数が少ないので生垣には適さない。
新芽

横浜市
港北区
(植栽)
030404
カナメモチ新芽
樹皮は古くなると灰黒色-黒褐色で、浅い割れ目ができ薄く剥がれて落ちる。

藤沢市
六会
090518
カナメモチ幹
葉は互生し、葉身は倒卵状楕円形で基部はくさび形、先はとがる。革質で表面は光沢があり、縁には細かい鋸歯がある。
★食★ヒロヘリアオイラガ
★病★ごま色斑点病


藤沢市
六会
090518
カナメモチ葉
雌雄同株両性花
5〜6月、10cm前後の花序に、白い小さな花を多数開く。
花言葉 「賑やか」


新宿区
新宿御苑
020502
カナメモチ花
果実は、冬に赤く熟す。直径5mmくらいの楕円上球形で、先端に萼片が黒く残る。この実の特徴はバラの実を含めて、共通性がある。

神奈川県
二宮町
120114
春の準備で、すでに赤くなり膨らんでいる冬芽。 冬芽

横浜市
緑区
100126

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