アラゲアオダモ

学名 Fraxinus lanuginosa
別名 ケアオダモ
荒毛アオダモ 分類 モクセイ科トネリコ属 (落葉高木)
枝を水に浸けると水が青くなることから。若枝や葉柄に粗毛があるため。無毛の品種をアオダモと言う。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州
神奈川県 丹沢、箱根を中心に分布。山地(クリ〜ブナ帯)に生える。
用途 建築・器具材、薪炭、庭木
神奈川県に生えるアオダモの種類は、本種(アオダモを含む)の他にヤマトアオダモ、マルバアオダモ、ミヤマアオダモがある。類似していて見分けにくい。
アラゲアオダモは山地に普通に生える。枝や葉柄に毛の無いアオダモが混生する。


群馬県
みなかみ町
赤谷
070512
アラゲアオダモ樹
樹皮は灰褐色〜暗灰色。アオダモの仲間は、枝を切り水につけると、水が青くなる。樹皮には蛍光成分エスクリンを含むとされる。
トネリコの仲間の材は良質で、野球のバットやステッキ等に利用される。地方によってはバットノキと呼ばれる。


丹沢
檜洞丸
070816
アラゲアオダモ幹
葉は奇数羽状複葉で対生する。小葉は1〜3対にあり、通常は2対(5枚)が多い。葉身は長楕円形で、葉柄はきわめて短く、縁には浅い鋸歯がある。

丹沢
神の川
060730
アラゲアオダモ葉
雌雄異株
花は5〜6月に、本年枝の先、あるいは葉腋から円錐花序をだし、白い小さな花を多数つける。
花言葉 「未来への憧れ、幸福の日々」


群馬県
みなかみ町
赤谷
070512
アラゲアオダモ花
翼果は倒披針形。 若実

丹沢
塩水沢
050816
アラゲアオダモ実

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