アジサイ

学名 Hydrangea macrophylla form macrophylla
別名 アズサイ
紫陽花 分類 ユキノシタ科アジサイ属 ガクアジサイ変種 有毒植物
青い花がかたまって咲く様子から、集真藍(アズサアイ)が変化した名。漢字の「紫陽花」は、中国では別の花を指す。室町時代では「防葵花」、中国では「八仙花」の字が使われている。 原産・分布 日本で、ガクアジサイからの変種が無性繁殖で栽培された。
神奈川県 自生は無い。
用途 庭木、公園樹、花材
どこにでもあるアジサイだが、日本にも中国にも自生は無い。ガクアジサイの両性花が、全て装飾花に変化した変種を、人工的に栽培したものと言われている。
18世紀末に、中国からヨーロッパに渡ったアジサイが品種改良されたものがセイヨウアジサイで、数百におよぶ品種がある。日本のアジサイと、きわめて近いとされる。この写真集では、区別できない。


横浜市
港北区
060614
アジサイ樹
葉は対生し、葉身は広卵形あるいは楕円形。表面はほとんど無毛で光沢がある。裏面は葉脈状に微毛がある。母種のガクアジサイと比べ、全体的に幅広く円形に近い。
★毒★葉、根に青酸配糖体アミグダリンがあるとされる(めまい、嘔吐、痙攣、昏睡、呼吸マヒ)。中毒事例がある。


横浜市
港北区
060531
アジサイ葉
大きくなってきた蕾を調べると、萼が大きくなる準備をしている花と、まだ丸い玉状のものだけの花が、全体で混在している。

横浜市
港北区
100526
アジサイ蕾
花は6〜7月に、本年枝の先に、散房状集散花序を付ける。花は全て装飾花。装飾花は、萼片が大型化したもの。
全てが装飾花のため、当然結実しない。いつ頃から、装飾花ばかりのアジサイが、挿し木、株分けで栽培されてきたのかは不明。園芸品種は多数ある。
花(青)

鎌倉市
明月院
020610
アジサイ花
土壌の酸性度と、土壌中のアルミニウムの関連により、様々な色になると言われる。

★薬効★風邪、発熱、咳。生薬名「紫陽花」花びらを日干し乾燥させたもの。
花言葉「移り気」 アジサイの花言葉は色に応じていろいろある。花の色が変わることからの代表的な言葉。
花(赤)

横浜市
港北区
060605
アジサイ花
頂芽は、裸芽で2枚の幼葉が向き合う。
ガクアジサイの冬芽と比べ、丸みを帯びている。
冬芽

横浜市
鶴見区
050210
アジサイ冬芽
側芽は薄い芽鱗がある。
葉痕は大きく、維管束痕が3つある。目と口に見える。
側芽・葉痕

横浜市
港北区
070110
アジサイ葉痕

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