二宮竹の里 3年目

 

二宮の活動も3年目になる。個人的には、昨年はほとんど参加できなかったので、実質2年目である。昨年、事情により活動方針が変わった、と言うかより明確になった。竹藪の整理は、3年を目処にすることになった。つまり竹の整理は、大まかには今年で片をつけようというのである。当然、その後の維持もあるし、自然観察のための整備作業もあるので、活動そのものは終わらない。

昨年までにリーダ他の努力により、中央と右側の谷の竹林(最終的な竹林エリア)の整理と、左側の山桜エリアの竹の皆伐が終わった。さらに祠のある高さに通路を設定しその周辺の竹の皆伐を進めている。今年は、その通路より上のエリア(雑木林エリア)と、山桜エリアより左奥のエリアの竹の皆伐が課題である。

 

2004年1月25日晴れのち曇り

参加者は9名。正面左、半数が山桜エリアと竹林エリアの境にある通路を登って、「祠の通路」の周りの竹の整理を行った。残り半数が竹林エリアに残った古い竹、過密竹などの整理を行った。

 

ベース広場に面した竹は黄色が目立つようになった。また強風で倒れた竹があった。

空き地との境界となった竹は、直射日光、強風を受けているのが分かる。

 

正面および右側の竹林エリアは綺麗になった。林床にはヤブランが生えている。

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山桜エリアと竹林エリアとの境の通路、および祠に向かう通路はまだ仮の設定だが、竹の整理は進んでいる。

 

 

祠の通路より上のエリアはまだ竹藪だ。そこの竹にはやはりテングス病が多い。

 

 

雑木林エリアからの眺めは見通しが良くなった。

 

作業課題は前述のとおり、今年を目処に竹藪の整理は終える予定である。その他の課題を以下に整理する。

・植生調査の継続

竹林の整理前と後を比べるのが正しいが、整理前には充分に調べられないのが実態だった。

・竹林の変化の調査

竹の子の生え方(太さ、密度)、林床、低木の変化の調査。

・雑木林エリアの調査

竹の子の生え方(太さ、密度)、林床、低木、高木の変化の調査。

・テングス病の調査

テングス病の発生状況を調べる。切り倒す古い竹以外は、双眼鏡で見るしかないか・・

 

(2004.1.25)